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偶然に導かれて再びこの本を手に取る〜『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』

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 昨日、本棚から少しだけ飛び出ていた本があったので、他の本と背表紙を揃えるように位置を戻した(綺麗好きなのだ)。

 

 今朝本棚を覗くと、なぜかまた同じ本が飛び出ていた。それが『ずっとやりたかったことをやりなさい。』だった。

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  不思議なこともあるものだなあ、と思う。そもそもこの本を手に入れたのも不思議な偶然からなのだ。

 

 

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 1年前、創作に関する本の評判を色々と調べていた俺は、この『ずっとやりたかったことを、やりなさい』に行き当たった。レヴューも好意的だし、長い間売れている本らしい。

 まずは図書館で、ざっと流し読みしてみる。

 自分の中の創造性を養うための3ヶ月のプログラムが解説されている。創造力というものは本来誰しもに備わっていて、創造性がないと感じる人も、自分自身で発揮するのを阻害しているだけらしい。

 俺はとても興味をそそられた。自分の創造性が発揮できたらどんなに嬉しいだろう?誰もが心惹かれる面白い物語を考えつけたら?美しい表現を思いのままに書けたら?説得力があり目に楽しいデザインができたら?どんなにいいだろう。

 

 そんなわけで『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を買おうと心に決めた。そんな矢先に、なんとひょっこり妻の荷物からこの本が出てきたのだ

 曰く、会社の先輩にこの本をもらい、「とてもいい本だから」と読むように勧めれていたが、手付かずのまま段ボールにしまっていたらしい。

 物凄い偶然だ。この世界で一体どれほどの本が出版されてきただろうか?そして自分の欲しい本はどれだけ狭い範囲のものか。自分の欲しい本が妻の忘れていた荷物から出てくるなんて、奇跡的な偶然だと思った。

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 それで早速、本のプログラムをやってみた。1ヶ月ほど続けた後で、日常の忙しさのためか、いつの間にか忘れ去ってそのままやめてしまった。

 

 しかし今朝、本棚でこの本が呼んでいたので、もう一度手に取りプログラムを始めることにした。このプログラムの基本ツールはモーニングページである。これを毎日やることがこのプログラムの基本だ。以下、モーニングページのルール。

 

  • ノートか紙を用意し、思いついたことを思いついたままに書く。
  • 手を止めてはならない。書き続ける。
  • 朝、目覚めたらすぐにやる。
  • 終わりは自分で決めて、それまでひたすら書く。(15分間とか、ノート1ページ埋めるまでとか)
  • 他人に見せない。

 

 モーニングページをすると何が良いか?心の検閲官を無視することができるのだ。

 

 アートには自由な発想が必要だが、誰もが心に検閲官を飼っていて、彼が創造の邪魔をする。

 

「そんなつまらないもの書いて何になるの?」

「誰にも求められてないぞ」

「今できなきゃ一生できないに決まってる」

 

 こんな風に、心の検閲官はあなたの創作を邪魔してくる。そして自分の作るものが馬鹿馬鹿しくなり、やめてしまう。心当たりはないだろうか?しかし、あなたにとって大事なのは、ただ作り続けることだけである。それだけがあなたの創造性を高める唯一の方法だ。

 モーニングページによって、毎日ただただ書き続けることによって、検閲官の声を無視する方法を学ぶことができる。あなたの中にどんなに素晴らしいものが眠っていても、まずは始めないことには何もならない。モーニングページであなたの心のリミッターを外そう。

 俺も今日から毎日書こうと思う。