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バカバカしいほど小さな目標を立てよ!挫折知らず。『小さな習慣』で人生を変える。

 

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 何事も続かねえ…!!

 

 俺は今までの人生で様々なことに挫折してきた。

 体型と健康のためにプロテインを買い、ジムへ通った。しかし数ヶ月で退会した。ブログにたくさん良いことを書こうとするも、1ヶ月もしない内に放置状態。買った分厚い学術書を読んだのは最初の10ページだけ。結局一枚も完成させずに放ったイラストの指南書…。書きかけの小説…。

 

 挫折するたびに嫌な気持ちになり、「今度こそは」とまた新たな誓いを立て、そして挫折する。その繰り返しだった。

 

 そんな自分を、この本が少しづつ変えてくれた。スティーヴン・ガイズ著の『小さな習慣』だ。

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 本書の主張は、「バカバカしいほど簡単な目標を立てて、それを毎日達成せよ!」というものだ。著者は「毎日腕立て伏せ1回」を目標にしたそうだ。本当にそんなんでいいの!?と思うほどに簡単だ。しかしそれこそが物事を習慣にするコツなのだ。

 

 

 

なぜ小さな目標が良いのか?

 小さな目標は大きな目標よりも優れている!

 人は大きな目標を立てがちだ。例えば、「毎日ジムに通う!」とか、「1日2時間勉強!」とかだ。しかし、本書ではそれよりも小さな目標を立てるべきだと主張している。しかもとてもとても小さい目標だ。例えば、「毎日腕立て伏せ1回」や「1日3分勉強」といった目標だ。簡単すぎて、逆にやらないのが難しい目標が望ましい。

 なぜこれほど小さな目標を立てることが、習慣化のために良いのだろうか?

 ともかく長続きする 

 人は習慣の生き物だ。毎日やっていることを人は次の日も繰り返す。だから今までにやってなかったことを習慣にするのは難しい。そんな中で、「1日2時間勉強」という目標を達成できるだろうか?厳しいと思う。考えただけでゲンナリするだろう。しかし、「1日3分勉強」ならほんの少し気持ちを動かすだけでできる。時間は多くなくとも、とにかく毎日できるのだ。

 毎日やっていると、だんだん行動のためのハードルが下がり、習慣化していく。行動するのがどんどん簡単になっていく。毎日ものを続けるなら小さな習慣が絶対に優れている。

 

結局たくさんやってしまう

 やる気というのは不思議なものだ。掃除なんてしたくないと思っていても、いざ掃除をし始めるとどんどん細かいところまで掃除してしまう。やる気とは、行動によって生み出されるものなのだ。

 だから、「1日3分」という目標を立て、実際に3分間勉強してみると、あなたの心に大きな変化が訪れる。何もせずダラダラしていた時よりも、遥かに勉強する気分になっているはずだ。

 結局は、10分…30分…2時間…と続けてしまう場合が多い。もちろんあくまで目標は3分だ。3分やったらやめていい。

 

 ともかく、行動のためには最初の一歩が重要なのだ。一歩さえ踏み出せば、あとは比較的簡単に歩み続けることができる。その意味で、小さな目標は理にかなっている。

 

自己肯定感が上がる

 自己肯定感とは、自分には結果を出すことができると信じること。

 そのためには自分で決めた約束を守ることが有効だ。自分との約束を守ることは、責任感を高め、できると思う気持ちを高めてくれる。

 小さな目標を立てて、それを守ることは、自分を信じるトレーニングになる。何はともあれ、自分は決めたことを守れるんだと信じる気持ちを強くすることができる。

 大きな目標を立てて、挫折し、自己嫌悪に陥るより、絶対に良い。これも小さな習慣が優れている点だ。

 

習慣化のための2ステップ

 さて、小さな習慣が優れていることはわかった。では具体的にどのように目標を立て、それを達成するか?

 本書では8つのステップが解説されているが、今回は最も大事なコアのコアの2ステップを紹介する。

 

付けたい習慣を選び、小さくする

 まず自分が付けたいと思う習慣をリストアップする。例えば自分の場合だと、

ブログを書く
英語を勉強する
本を読む
早寝早起きをする
運動をする

 

という習慣を付けたい。

 次にこれらを小さい習慣に置き換える。小さすぎて、失敗のしようがないほどに習慣を小さくする。

ブログを書く→毎日100文字書く
英語を勉強する→毎日英語の講演のyoutubeを再生(するだけ)
本を読む→毎日本を開く
早寝早起きをする→目が覚めたら上半身だけ起きる
運動をする→毎日屈伸1回

 

 このようにした。本では、一度にやる小さな習慣は3つまでが推奨されていたので、自分は「毎日100文字、本を開く、屈伸1回」の3つを選んだ。

 

記録する

 今日はその目標を達成できたかどうか、夜に毎日記録する。記録することで行動が強化されるのは、科学的に証明されている。

 確かに、「これやらなかったら×になるのかあ」と考えると、やってしまうもの。小さな目標なら尚更だ。

 記録媒体はスマホか大きなカレンダーがオススメされている。スマホではアプリを使うと簡単だ。

iPhoneモメンタム/プロダクティブ

Androidハビットブル/ハビット・ストリーク

 

 自分は、iPhoneのモメンタムを使った。シンプルで使いやすく、オススメ。

 

終わりに

 自分は今ではこの方法で、毎日本を読み、ものを書き、ストレッチをできるようになった。前よりも明らかに良き人生になった。

 

 人は習慣でできている、とよく言われる。その通りだと思う。良い習慣がつけば、自動的に人生が好転する。

 だから小さな目標を立てて、確実に達成することが大事だ。短期的にはあまり物事が進んでいないように見えても、習慣化すれば、人生単位で良い行動を繰り返すことができる。是非小さな目標から習慣を付けてほしい。

 自分が付けて良かったと思う習慣をまとめている記事もある。併せてどうぞ。

puyu.hatenablog.com